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もらいっぱぐれるな!企業年金
124万人がもらえるはずの企業年金を受け取っていない。またまた年金管理のズサンさが明らかとなったが、企業年金と聞いて「そもそもオレは入っているのだろうか」と考えたサラリーマンが多いんじゃないか。わかっているようでよくわからない企業年金。どんな仕組みなのか、もらい損ねるのはどんなケースか。 ●オレは企業年金に加入しているのか 企業年金にはいくつか種類がある。「厚生年金基金」「適格退職年金」「確定拠出年金」「確定給付企業年金」などだが、未支給が問題になっているのは「厚生年金基金」だ。 「サラリーマンの年金は国民年金の1階部分、厚生年金の2階部分のほかに、厚生年金基金などの3階部分があります。これは企業や業界グループが設立するもので、年金支給額を上乗せ(プラスアルファ)するために、会社と従業員が掛け金を出しあって運用しています。給与明細の控除欄に『厚年基金掛金』という項目があれば加入しているわけですが、細かく見るサラリーマンは少ないので、自分が入っていることに気づかない人もいるでしょう」(社会労務士・宮澤八千代氏) ほとんどの厚生年金基金は、運用状況などを知らせる「基金だより」を発行しており、これが届いているなら加入しているということだ。 ●なぜ未払いが起こっているのか 多くの年金基金は10年未満(20年未満の基金もある)で脱退(退社)したり、基金そのものが解散したときは、それまでの掛け金の運用、支払いを「企業年金連合会」に移す。しかし、この手続きは年金基金が行うため、短期脱退した本人には「年金支給義務承継通知書」というはがきが届くだけ。転職だ、引っ越しだとバタバタしているときにはがき1枚送られても気付かないことは多く、自分の年金基金がどこに行ったのか知らぬままになってしまいがちだ。 「受給年齢の60歳直前に連合会から受給申請書が送付されることになっていますが、連合会に転居届を出していないとあて先不明で戻ってしまいます。自分が年金基金に加入していたことも忘れ、転居届も出していなければ、もらえるはずの企業年金をもらっていないということが起こります」(経済ジャーナリスト・荻原博子氏) ●こんなサラリーマンは要チェック どんな人が未払いになっている可能性が高いのか。 (1)転職が多かった人 (2)厚生年金保険料を納めていたパートやアルバイト。年金基金は1カ月以上加入していれば受給資格がある (3)引っ越しが多かった人(4)企業年金の加算部分を退職金として受け取った人。支払いの一部が連合会に移管され清算されていない (5)結婚・離婚で名前の変わった人 (6)勤めていた会社が倒産した人 「心当たりがある人はまず企業年金連合会や、かつて入っていた年金基金に問い合わせることです。また、社会保険事務所でも『被保険者記録照会回答票』を請求すると、厚生年金基金加入期間が示されます」(荻原博子氏=前出) ちなみに、10年以上勤めたあと転職したようなサラリーマンの企業年金は、連合会に移管されていない。 かつて加入していた年金基金が管理・運用しており、受給するためにはその年金基金に請求しなければならない。ここでも転居届などを出していないと、支給通知が届かず、未支給の可能性が起こる。 転職 |
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